ご挨拶
平成19年4月より「がん対策基本法」が施行され、重点的に取り組むべき課題のひとつとして、
「治療の初期段階からの緩和ケアの実施」が位置づけられ、全てのがん患者・家族の苦痛の軽減・療養生活の質の向上を確保することが義務付けられました。
この法律の制定によってこれまでの“緩和ケア”のかたちも大きく改変し、終末期の患者さまだ
けでなくがんに苦しむ多くの方々に“心にも身体にも優しい医療”の提供を確立していかねばならなくなりました。
そこで平成18年12月、三重県、特に中勢および東紀州地域の緩和医療の確立を目指し
「三重中勢緩和ケア研究会」を立ち上げることになりました。
本研究会は、
1.三重県、特に中勢・東紀州地区の緩和医療に関する質の向上
2.当該施設間およびスタッフ間の情報交換システムの構築
3.当該住民の皆さんへの“緩和医療・緩和ケア”に関する情報提供
などを目標としています。
そのために、
1)定期的な事例検討
2)各方面の有識者を講師としてお招きする特別講演、
3)当該地域の代表施設間会議の開催などを行うとともに
4)インターネットやメーリングリストを用いた世話人および施設代表者間情報交換システム
5)「中勢・東紀州緩和ケアネットワーク」の構築
などを主な活動として常に研鑽を積み、皆様のお役に立つように努力していく所存であります。
この度、より多くの皆様と緩和医療について共に学び、緩和医療に関する最新の情報を提供ならびに共有する目的で、「三重中勢緩和ケア研究会」のホームページを立ち上げました。
一人でも多くの方々のお役に立てることを願い、一層充実した内容を企画して参りますので、
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
三重中勢緩和ケア研究会 代表世話人 臼井 正信
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